エンジンをかけてアイドリングが不安定で止まってしまいそう・・・。
こんな時は思わず冷や汗ですよね。
ゼロクラウンに搭載されているGRエンジンはとても良いエンジンなのですが、直噴であるがゆえのトラブルも多いです。
エンジントラブルというのは一概にコレ!とは言えないことが多いのですが今回紹介するのは、よくあるエンジン不調の例を紹介したいと思います。
バッテリー交換でエンジン不調になる理由
見出しにもあるようにこのエンジンはバッテリー交換で不調になることがあります。
そこでまず、確認しておきたいのがバッテリー交換をした直後にエンジン不調になったかということ。
(たまにですが、バッテリー交換をしなくても同様の不具合が出ることがあります。)
なぜバッテリー交換をしただけでエンジン不調になるのかと言いますと、車の学習値がリセットされるからです。
ゼロクラウンは電子式のスロットルバルブ(アクセル操作により開閉するバルブで空気の量を調整している部品)なため開閉度が日々学習されていきます。
このGRエンジンは直噴なせいもあり、スロットルボデーにカーボンが溜まりやすいんです!
結構びっくりするくらい汚れています!
どんどんカーボンが蓄積されていくとそれに応じて学習し、その汚れに応じた開閉度になるのですがバッテリーを外すとその学習値がリセットされてしまうため、エンジンが不調になるというわけです。
改善方法はあるのか
1.まずスロットルバルブを清掃しなくてはいけません。
もし自分で清掃を行う場合は、ウェスなどにエンジンコンディショナー等を染み込ませてバルブを手で開いた状態にして、バルブが当たるボデー側を拭いてください。
くれぐれもエンジンコンディショナーをスロットルボデー内に直接噴射しないようにしてください。
バルブのモーター軸にかかると故障の原因になります。
もしも書いてある意味が分からなければディーラーなどでお願いした方が良いです。
2.清掃後バッテリーのマイナス端子を外し1分ほど待ってから接続します。
これで綺麗な状態のスロットルボデーで学習値がリセットされます。
3.この後エンジンをかけるとアイドリング回転数は規定よりも高くなりますが、5分間ほど走行すれば学習されアイドリング回転も適正値になります。
バッテリーを自分で交換する際にはバックアップ電源を指しておくなどすればこのようなトラブルも避けれますのでご参考までに。