タイヤ空気圧の異常を知らせてくれるタイヤ空気圧警告灯。
とても便利な機能なのですが、時として誤作動を起こしたりタイヤ交換時にも点灯する場合があるので、対処法を知っておく必要があります。
ゼロクラウンは2018年現在でも中古車市場で人気な車種であるため、これから購入を検討の人などの参考になると思います。
タイヤ空気圧警告灯とは
走行中にタイヤ空気圧の低下を検知すると、ウォーニングランプが点灯し運転者に知らせる機能。
「走行中」というのがポイントで、この機能はタイヤ空気圧を直接検知しているものではなく車輪速センサーという4輪に取り付けられたセンサーによって、タイヤの空気圧減少にともなって変化するタイヤの回転数の変化を読み取ることによってタイヤ空気圧の異常を検知しています。
したがって、30km/h未満での速度の走行や5分未満の短時間走行時には、たとえ異常があっても検知されません。
以下の場合も正常に検知されません
- タイヤのサイズ・銘柄・メーカーが同一ではない時
- スタッドレスタイヤやタイヤチェーン・応急用タイヤを装着している時
- 凍結路面を走行している時
※タイヤ空気圧を直接検知しているタイプのタイヤ空気圧警告灯を装備している車種も存在するのですが、ゼロクラウンの場合は上記に説明した通りなので理解しておくとよいでしょう。
タイヤ空気圧警告灯が点灯してしまったら
タイトルにもある通りタイヤ交換した際に初期化を行わないと点灯する場合があるので、タイヤ交換時にはかならず初期化を行いましょう。
<手順>
1・車を安全かつ、なるべく平らな場所に停車します。
2・運転席ドアを開けたボディ側に張られているタイヤ空気圧の基準値を確認し、タイヤ空気圧を調整します。
3・エンジンスイッチをONにします。(ブレーキを踏まない状態でプッシュスタートボタンを2回押す)
4・運転席足元にあるセットスイッチを押し続ける。(3~4秒)
<ドット表示式マルチインフォメーションディスプレイ装着車の場合>
メーター内ディスプレイに「タイヤ空気圧初期化を受け付けました」という表示がされます。
<セグメント表示式マルチインフォメーションディスプレイ装着車の場合>
メーター内のタイヤ空気圧警告灯が3回点滅します。
5・エンジンスイッチをOFFにして完了です。
上記の手順を行ってもタイヤ空気圧警告灯が消えない場合は車輪速センサーなどの部品が故障している場合が考えられますので、整備工場にて点検を行ってください。