エンジンを始動した直後や走行中になるキュルキュル音・・・。
とても不快な音ですよね、あんな音をさせながら乗れたものではありません。
その原因はベルトの劣化、緩みなどが主な原因でありどんな車でも起こりうる現象です。
特に軽自動車はなりやすいイメージがありますね。
街中でとてつもないキュルキュル音を鳴り響かせながら走っている軽自動車をよく目にします・・・(笑)
しかし今回解説するムーブやタントに限っては別の原因からベルト鳴きが発生してしまうようです。
因みに、該当する型式は
- ムーヴ:LA100系
- タント:LA600系
他にも該当する型式があるのかもしれませんが、上記の型式に症状が多いようです。
該当車種にお乗りの方は是非最後まで読んでください。
>>ダイハツ車のエコアイドルランプのオレンジ点滅にご用心!?
ムーヴ、タントのベルト鳴きの真相
原因はズバリ、ベルトに水がかかってしまうこと。
水?
え?水?
どこから水が侵入するんだ?
ここから水がエンジンルーム内に侵入するんです!
分かりづらい写真となっていますが、カウル部分の写真でカウルを取り外した写真となります。
本来雨などの水はカウルに付いているパッキンが写真の黄色に塗った部分と密着し、水が侵入しないようになっているのですが、パッキンに不具合があるためエンジンルーム内へ水が侵入してしまうということです。
そしてエンジンルーム内へ侵入した水はエンジンルーム内の部品を伝って、ちょうどベルトにかかってしまいます。
ベルトが濡れると当然摩擦が下がるので滑りが発生し、キュルキュル音がなってしまうということです。
そのため、この症状によるベルト鳴きはエンジン始動時にだけということが多いです。
場合によっては水によってベルトがついているプーリーが錆び、ずっとベルト鳴きを引き起こすということもあるみたいです。
<訂正と追記>
上記の写真のパッキンの接触する部分の説明が違っていたため以下に訂正します。
上の写真はムーヴになります。
訂正前の写真と同じようにカウルを外した状態で、少し奥を覗きこむとワイパー本体が固定されている鉄板があり、写真の黄色の部分と取り外した樹脂部品のカウルのパッキンが密着しています。
<取り外したワイパーカウル>
そして下の写真のように矢印のパッキンを袋に入っている新品のものと交換します。
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対策方法は?
- カウルのパッキンを交換する。
- ベルトを新品に取り替える
- プーリーに錆が発生していれば磨きが必要。
この3つの作業は最低必要かと思います。
自分で行うのは難しいと思いますので、お近くのダイハツディーラーにて「ベルトが鳴く」と伝えましょう。
エンジンルーム内に水が入っている状態のままだとベルト関係以外の部品も錆びてしまう原因になるので、早急な対処が必要です。
なんと言いますか・・・少し作りが雑すぎますよね・・・(笑)
カウルからエンジンルーム内に水が入っていくなんて聞いたことがありませんよ(汗)
現在の自分の車の価値を知ってみませんか?